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Vbeam(ブイビーム)について

Vbeam(ブイビーム)は2010年7月に厚生労働省の認可が下りたばかりの色素レーザーです。
Vbeamが発する595nmという波長の光は血液中のヘモグロビンによく吸収されます。従ってこのレーザーを赤あざ(血管腫)に照射すると、赤あざの治療ができることになります。

単純性血管腫、いちご状血管腫、毛細血管拡張症などに対しては健康保険の適応があります。従来の色素レーザーに比べ条件設定の幅が広いので、従来のレーザーで根治できなかった血管腫が治療できる可能性が広がりました。厚生労働省の認可を受け、当院では2010年10月に導入しました。

同じVbeamでも2010年7月以前に導入された器械は未認可の並行輸入品ですので健康保険を適応することができませんが、当院のVbeamは厚生労働省による認可が下りている機器ですので、上述の疾患に関しては健康保険の適応があります。

このレーザーは赤あざの治療用に開発されましたが、小じわや皮膚の若返りにも効果があります。こちらは自費診療になります。

レーザー照射の直前に冷たいスプレーが噴出するので、照射に伴う痛みは最小限です。また照射後皮膚表面が剥がれ落ちることもないので、原則的に照射後にガーゼやテープで治療部位を保護する必要はありません。
血管腫の状態によっては照射後に皮膚が紫色に変化する場合(紫斑形成)があります。照射直後から化粧をしてかまいません。

  • Before:照射前

    Before:照射前

  • After:照射後

    After:照射後

とても眩しい光ですのでレーザー照射に際しては眼を保護します。小さなお子様の場合には麻酔をしながら照射します。

これについては別項を設けましたのでそちらをご覧ください。

Vbeam(ブイビーム)

当院7台目のレーザー

Vbeam(ブイビーム)波長:595nm

パルス幅(光が出ている時間)とフルエンス(光の強さ)だけでなく、冷却ガスの噴出時間やタイミングを自由に設定することができる新しいタイプの色素レーザー(ダイレーザー)です。

赤あざだけでなく、毛細血管拡張症にも効果がありますので、今まで硬化療法では治療が困難だった非常に細い下肢静脈瘤も治療できるようになりました。